悩みや不安が尽きず、ずっと探し続けていた本当に幸せになる方法を説いてくれた小嶋 道広（こじまみちひろ、通称みっちゃん）さんとの”魂とお話しするセッション”を１から書き起こしたものです。彼は人の普遍的悩みを人類史上初めて解き明かした人。誰もが抱く漠然とした不安・心配・恐怖の原因を解き、誰もが自分と思っている意識とは別の意識の視点での生き方を提唱。その生き方を選び、人生が劇変、本当の意味での喜び・幸せを感じる人達が急増中
魂とおはなし ‖ 12回目ー10
相手の心を動かす演出方法
小嶋道広さんのセッション書き起こしback number
●初回セッション（’17/8） ●２（’17/9） ●３（’18/1） ●４（’18/4） ●５（’18/9） ●６（’18/10） ●7（’19/1） ●8（’19/2） ●９（’19/3） ●10(’19/4) ●11（’19/5） ●前回
▷演劇の経験も無いまま「ただ感情を激しく現す！をやってみたい！」という想いだけで立ち上げた東京のおなかDE演劇部。稽古で劇を作っていく過程、演出の仕方などを、大阪の演劇部を【みっちゃんイズム（おなかの人（本来の私、大いなる意識）という頭の思考とは違う意識の側から人間をとらえる視点）】を基盤とした演出している小嶋道広さん（みっちゃん）に相談しています。みっちゃんの演出方法により、演者たちがどんどん演じる役柄そのものの気持ちに触れ、その気持ちを自分が体感し、演じるという話をしています。
演者の熱量で相手役が変化していく
みっちゃん
ふふふ（笑）そうそう。だんだんさ、（ぶたくんが）モグラどんに「やりたいからやる！」って言うのが、すごいコミットした状態にどんどんなっていくねやんか。はじめはもうちょっと弱気やってん（笑）
みっちゃん
「そんなにコミットされたら私だって引くに引かれへんわ！」みたいになって、どんどんどんどん（モグラどんの）語気が（稽古中に）強くなってってん（笑）
みっちゃん
でもそうなると、ヒバリさんが出てきて歌った後に、（モグラどんが）「じゃあこれやろう」っていうのも不自然やん。
▷ヒバリさんがぶたくんの在り方に感銘を受け、その感激を現すのを見て、主人公であるぶたくんが「やりたいことを誰に何と言われようとやりたいんだ」と行動することに否定的だったモグラどんが自分のやりたい事をやるということに向き合うシーンの話
みっちゃん
だからヒバリさんが、何かモグラどんに心を変えさすような歌を歌わなあかんわけやから
みっちゃん
ほな「美空ひばりさんやったら出来るやろ？」って◯◯ちゃん（ヒバリさん役の人）に言うねん。
みっちゃん
「◯◯ちゃんにはできんかもしれんけど、美空ひばりさんなら出来るから。やって」って
みっちゃん
でも稽古中に、あのシーン、◯◯ちゃん（ヒバリさん役の人）が歌を歌うシーンとか、ぶたくんとの絡みのシーンとかを、「もう出来ひん」言うてさ、◯◯ちゃんが泣くねやんか
みっちゃん
泣くねんけど、「いや、出切ってへんやん」って。「もっかい」って言って
頭で考えず自分の中のものを出すしかなくなる
みっちゃん
ふふ（笑）「出来ひん、出来ひん」って思ってる時は頭で考えてるけど、もうほんまに「もうどうしていいかわからん！」ってなったら、頭で考えずにもう中のものをやり出すしかないやんか
みっちゃん
で、そのシーンを見てて、ぶたくんやモグラどん役の人たちが、なんか（ヒバリさん役の）◯◯ちゃんが痛々しいとかそんなんじゃなくて、◯◯ちゃんが痛々しいながらも最後やったその「やりたいことを本当にやっている人のその在り方が、私はすごい大好きなの！」って。「その在り方を貫こうとしている人が今は少なくなっちゃったけど、ぶたくんはそれをやろうとしてるんだね。」って。んで、「それを貫いて、そうやって生きていく数少ない人を見つけたわ！」みたいなそういう心境に◯◯ちゃんがならはってね
みっちゃん
で、それをモグラどんが見てて、モグラどん役の◯◯ちゃんが「いや・・さっきのシーン見てて、ほんまに歌いたくなった！」って言って
みっちゃん
そうそうそう。だからほんまにやりたくなるためには、ヒバリさんがほんまに思ってることをセリフとかそんなんじゃなくて、その心境になってやってみせて伝えているシーンを見ないといけないでしょ
みっちゃん
うん。だからな、もうセリフどころか、シーンごと変わったりもよくする
みっちゃん
うんうん。なんか色々、毎回毎回出来上がりが変わっていくのと、毎回練習ごとにセリフが増えていくねん（笑）
みっちゃん
あはは！（笑）で、◯◯ちゃんが「やれ」言うてへんのに色々やり出すねん（笑）
みっちゃん
もう台本に何も書いてないねんで？（笑）
みっちゃん
やり出すねん（笑）「はいそれ採用〜」って言って（笑）だからどんどん伸びてくねん（笑）
みっちゃん
あれ元々30分の演目やってん、はじめ。昨日１時間くらいあったでしょ
かよ
うん。そう、私ギリギリ最後の方しか観れへんかなって（新幹線降りてから）ダッシュしてきたら、そっからまあまあ劇あったもんね
かよ
そうやったんや。ちょうどよかったな。最初の方の鉄筋？とか弾いてる辺りから観れてん
かよ
でも（地下鉄の駅から）階段を上がってく途中から（舞台上の）楽器の音が聴こえてんよ。
かよ
だからあそこ通った人は「何やろ？なんか音がする」って思ったやろね
湧いてくるものが相手の何かを動かす
みっちゃん
ねえ。まあまあ、そういうこと。あの、もう湧いてくるものが、相手さんの何かを動かすから。湧いてきてないセリフなんて何も動かさないでしょ。
みっちゃん
だから◯◯ちゃん（東京演劇部のとても上手な人）を動かそうと思ったら、旦那さん役をやってるかよちゃんが、湧いてきた言葉を、もう◯◯ちゃんがほんまに、ほんまの人生のかよちゃんみたいに、辟易（へきえき）とする・・・ふふふ（笑）「もうほんまにかよちゃんと同じ空気を吸いたくない！」って◯◯ちゃんが思えばいい（笑）
次の魂との会話に続く
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